「夏のオープンキャンパス」をお手伝い ~VRでの溶接体験・橋梁コーナー~
自社施工橋梁模型を前に
矢田工業株式会社営業部主任の宗形さんは、8月2・3日に開催された母校夏のオープンキャンパスで、VR溶接体験ワークショップ・橋梁コーナーを担当されました。 今回その模様を御寄稿いただきました。ありがとうございます。今後のご活躍を祈念いたします。
☐今回のワークショップについて
今回のワークショップにて、VRによる溶接作業の疑似体験をメインに出展させていただきました。
弊社では主な事業として郡山市内の工場で製作した鉄の橋梁を全国各地の現場で架設しておりますが、現在までで北は北海道から南は宮崎県まで橋を架け、総数2600橋以上、総延長で91km以上の実績を重ねていくことができました。
鉄の橋を製作するうえでは鋼材同士をつなぐ溶接が重要な工程となります。厳しい環境での作業や高度な技能が求められるハードで難しい仕事でもありますが今回は学生の方々を中心に、VRシステムを活用し気軽に溶接作業を体験していただきました。弊社では職場体験や企業出展等の場をお借りして今回のようなVRによる溶接体験や建設業では大切なKY(危険予知)活動体験などを出展しております。これらの体験を通して、弊社や橋梁業界、また土木分野に興味を持っていただくきっかけとなればと思います。
☐学生時代
私は橋やダムなどの巨大な土木インフラに憧れ工学部土木工学科へ入学しました。普通科高校出身だったこともあり、専門科目の講義などは特に難しいと思いながら受講していましたが友人たちと協力し合いながらなんとか卒業まで歩んでいくことができました。4年次では卒業研究としてコンクリート床版について研究を行いました。大学生活4年間の中で最も多忙で過酷な1年となりましたが、同時に最も充実した1年でもありました。この卒業研究で培った経験や知識が現在でも糧となっていると思います。
☐これまでを振り返って
大学で土木工学を学びましたが、インフラづくりを通して地域に貢献したいと思い地元の矢田工業株式会社へ入社しました。入社してからしばらくは工場の生産管理や検査部門に所属し、完成した製品の品質や出来形の管理を行っていました。数年前から営業部へ異動となり、現在まで主に入札案件の積算業務に従事しております。 落札が決定した時や現場が竣工し、開通した橋を通るときにやりがいを感じます。
☐後輩学生へ
大学生活の4年間は長いように思えてもあっという間に過ぎていきます。勉学やアルバイトに就職活動、また自分の趣味でも何でもいいので本当にやりたいと思う事に向き合って全力で取り組んでいきましょう。
学生時代に学んだ事と得られた経験は一生の財産となって、今後の人生でも様々な形で活かされていくと思います。悔いを残さないようこれからも一日一日を大切に、充実した日々を過ごしてください。
●ホームページ:矢田工業株式会社 公式ページ
【写真:VR溶接ワークショップ/工場 組立/工場 溶接/工場 仮組立/現場 架設2/現場 架設2】