アカシア文庫入庫のお知らせ
「日本のインフラ危機」
著書表紙と岩城先生
日本大学工学部工学研究所長・土木工学科教授(インフラマネジメント研究室)の岩城一郎先生が、2025年12月に講談社新書より著書「日本のインフラ危機」を出版されました。下記の項目内容からなっています。
第1章 日本のインフラはどうなっているのか?
第2章 インフラはどのように劣化するのか?
第3章 「良いインフラ」をどう造るか?
第4章 「今あるインフラ」を長持ちさせるには?
第5章 地域のインフラはみんなで守る
第6章 インフラの「残された課題」
アカシア文庫としてご紹介申し上げます。
| 書名:「日本のインフラ危機」 | 著者:岩城 一郎 |
|---|---|
| 出版:株式会社講談社 2025年12月20日発売 |
定価:本体960円+税 (2025年12月20日現在) |
| 体裁:親書版・並製/224ページ | ISBN-13:978-4065418697 |
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【岩城先生プロフィール】 1963年生まれ。日本大学工学部工学研究所長・土木工学科教授。博士(工学)。東北大学大学院修士課程修了後、首都高速道路公団、東北大学を経て現職。コンクリート構造物の高耐久化やインフラのメンテナンスを専門とし、地域住民との協働による「橋の歯磨きプロジェクト」に取り組む。元土木学会誌編集委員会委員長。土木学会論文賞・技術賞、インフラメンテナンス大賞国土交通大臣賞など受賞。編著に『新設コンクリート革命』『インフラメンテナンス大変革』(ともに日経BP)など。 | |
~本書は、著者が日本大学工学部に赴任して以来、20数年にわたり研究・教育・社会貢献の最前線で積み重ねてきたインフラメンテナンスの知見を凝縮した一冊です。高度経済成長期に集中的に整備された橋やトンネル、道路、鉄道、水道などのインフラは、いま一斉に老朽化の時代を迎えています。そこに人口減少・少子高齢化、財政制約、技術者不足といった構造的課題が重なり、従来と同じ発想や仕組みではインフラを維持できない現実が、静かに、しかし確実に進行しています。
本書の特徴は、危機をいたずらにあおるのではなく、材料・構造を専門とする研究者の立場から、日本のインフラの現状と将来像を冷静に分析し、現実的かつ実行可能な解決策を提示している点にあります。老朽化そのもの以上に深刻なのは、メンテナンスに関する技術や制度、予算の問題にとどまらず、インフラを「専門家任せ」にしてきた社会の意識であることを、具体的なデータや事例を通してわかりやすく解説しています。その根底には、「健康で持続可能な社会」を目指す『ロハス工学』の思想が一貫して流れています。
新書という幅広い読者層に届く媒体を通じて、本書はインフラを「専門家だけの問題」ではなく、「私たち一人ひとりの問題」、すなわち『自分ごと』として捉え直す視点を提示します。地域とともにインフラを守る新しい考え方や、技術・人・行政・市民をつなぐ仕組みの重要性を示しながら、日本のインフラの「今」と「これから」を考えるための、確かな手がかりを与えてくれる一冊です。~
■研究室ホームページ: インフラマネジメント研究室





