「学生×卒業生の就活トーク交流会」「徳定川・古川池清掃2025春」参加校友 ~母校恩師、後輩学生と共に~
就活トーク交流会で
6月7日午後に古川池愛護会(髙橋晋也会長)、地域住民、工学部学生・教員・卒業生、高校生による、古川池(徳定川)の清掃作業が行われました。本活動は本年で26年目を迎えます。同日午前中は「「学生×卒業生の就活トーク交流会」も開催されました。
社会基盤の維持管理と再生を考えたコンサルティング(計画・設計・調査・その他)を業務とされる「株式会社アーバン設計(郡山市本社)」の取締役 管野さんは、同社設計部の本田尚也さん(土木68回)と共に参加されました。管野さんのお仕事へ想いと今回の「就活トーク交流会と古川池(徳田川)清掃活動」について御寄稿いただきました。ありがとうございます。今後の管野様のご活躍を祈念いたします。
~私は日本大学工学部を卒業後、地元郡山を離れて建設会社で10年間勤務し、さまざまな現場やプロジェクトに携わってきました。その後、郡山へ戻り、現在は建設コンサルタントとして、地域社会のインフラ整備やまちづくりに携わっています。
建設コンサルタントの仕事は、単なる設計や計画にとどまらず、地域の未来を見据えた社会基盤の維持・発展に深く関わるものです。私たちは、地域の課題や住民の声に耳を傾けながら、最適な解決策を提案し、安心して暮らせるまちづくりを支える役割を担っています。技術力や専門知識はもちろんですが、「地域のために何ができるか」を常に考え、社会に貢献する姿勢を大切にしています。
私の実家は古川池の近くにあり、幼いころから池の周りで遊び、地域の自然や人々と触れ合いながら育ちました。古川池の清掃活動は、私にとって単なる地域行事ではなく、ふるさとへの恩返しであり、世代や立場を超えて地域が一体となる大切な機会です。こうした活動を通じて、地元企業と学生が交流し、地域の仕事や社会貢献の現場を知るきっかけになればと願っています。
また、就活トーク交流会では、学生の皆さんからさまざまな質問を受け、私たちOBも多くの学びを得ました。建設コンサルタントの仕事のやりがいや社会的意義、失敗や挑戦から学ぶことの大切さなど、現場でしか伝えられないリアルな話を共有できたことは、私自身にとっても貴重な経験でした。
郡山は、誰かにとっては生まれ育った地元であり、誰かにとっては第二、第三の故郷となる場所です。こうした交流や活動が、学生の皆さんにとって「郡山で働く」「地域に貢献する」という選択肢を考えるきっかけになれば嬉しく思います。
今後も、建設コンサルタントとしての専門性と情熱をもって、地域社会や母校、後輩たちとともに、より良い郡山づくりに貢献していきたいと考えています。~
■ホームページ:株式会社アーバン設計
【写真:就活トーク交流会で学生、本田さん、管野さん/懇親会での学生との交流】