「点字200年の今年 平和への願いを込めて」傍聴 ~藤野高明氏(日本大学通信教育学部卒)講演会~
藤野さん(左)と筆者
~7月13日、福島市森合町の福島県立視覚支援学校で、「令和7年度公益社団法人福島県視覚障がい者福祉協会文化祭」が開催され、その中の一般公開の部 藤野高明氏 講演会「点字200年の今年 平和への願いを込めて」を傍聴させていただきました。(下記講演項目)
■故郷は九州福岡市
■戦争が日常だった子共のころ
■戦後の光と陰
■不発弾の爆発が不幸の始まり
■13年間の不就学
■点字がもたらした光と自由
■盲学校の青春
■教職30年わが生きがい
■「教えるとは希望を語ること 学ぶとは胸に真を刻むこと」
■忘れ得ぬ教え子たちのこと
■ウクライナとガザの戦争
■歴史の「傍観者になるまい」
86歳の藤野氏は、戦後7歳の時に、不発弾の事故により両目の視力と両腕の前腕を失うという2重の障がいを持ちながらも、日本大学通信教育学部を卒業され視覚障がい者支援学校で30年間、教職を勤められました。私は、以前テレビで藤野さんを特集した番組を見て、日本大学の偉大な先輩に感動しました。
その藤野さんが福島市に講演にいらっしゃるとのこと、しかも一般公開されることを知り、傍聴を申し込みました。大きな声とわかりやすい語り口調で、時々点字原稿を唇で読みながらお話をされる姿に尊敬の念を禁じ得ませんでした。講演終了後、ごあいさつの折、名刺も交換させていただきました。ありがとうございました。いただきました名刺には「全日本視覚障害者協議会・大阪視覚障害者の生活を守る会 相談役」と明記されていました。今後も藤野さんのご活躍をお祈りいたします。~
事務局記