「無散水消雪システム施工 国内シェアNo.1を誇りに」

新時代の校友企業／日本地下水開発株式会社

主力製品の無散水消雪システムの施工においては国内シェアNo.1であり、設計・材販・施工まで一貫して対応できる総合力を持ち、地中熱・地下水熱を利用した冷暖房システムの開発など、自然と共生した技術の開発も進めている日本地下水開発株式会社の技術本部 設計部に勤務されている服部恭典さんが大学の恩師のもとを訪ねられた際に、近況をお聞きしました。

～私は現在、山形に住んでいますが、もともとは郡山が故郷ですので、山形に本社のある日本地下水開発株式会社への就職は一大決心でした。趣味はライブ・音楽フェスに行くことで、その月1回の娯楽が仕事を頑張るモチベーションにもなっています。

大学時代は、研究室の仲間達と夜遅くまで残ってデータと格闘したことが強く印象に残っています。徹夜等の無茶もしたせいか、社会人になってもあの時以上に大変な経験は未だにありません。そう考えると「良い経験をさせていただいたな。」と思っています。

就職を考えたとき、日本地下水開発株式会社は地中熱を利用した冷暖房システムの研究を行っており、学んできたことを活かせると思い決断しました。校友の皆さんはよくご存じかと思いますが、地中熱とは環境に優しい再生可能エネルギーの一つで私の大学での研究テーマでした。入社から現在まで設計部に所属し、弊社の主力製品である地下水を利用した無散水消雪システムの設計を中心に行ってきました。北は青森県から南は長野県まで様々な地域に応じた施設の設計を担当しましたが、どの地域でも規定水量を施設へ流せば、しっかり消雪効果が現れるので、地下水の持つエネルギーというのは、本当にすごいものだなと毎回感心させられています。

入社当初は電話を取るのすら思い通りにいきませんでしたが、今では単身で県外の打合せに伺うようにもなりました。「これもひとえに根気強く仕事を教えていただいた会社の先輩方のおかげ」と本当に感謝しています。また、今年からは、通常業務に加え後輩の担当指導官も任せていただいています。

福利厚生では、独身寮が完備され格安の寮費で生活ができます。また、社員の研修の一環として海外または国内で貴重な経験を積ませていただいており、これも楽しみの一つです。これからも、会社のために新しい仕事を作っていき、そして先輩方から教えてもらったことは、しっかり後輩に引き継いでいきたいと思っています。

大学では、恩師から研究テーマの内容はもちろんですが、それを進めるための論理的な考え方についても熱心に教えていただきました。「なぜそれが必要なのか」、「どんな手段で進めるのか」、「どのような結果を求めるのか」それらの考え方は、今でも仕事を進める上で本当に役立っています。

私は昨年から日本大学工科系校友会山形県支部にも所属していますが、幅広いネットワークでどんなところにいても、手を差し伸べてくれる人がいるということは、とても心強いことで、日本大学の大きなポイントではないかと思います。是非、皆さんも地域の校友会に参加され、人脈を広げられてはいかがでしょうか。～

■日本地下水開発株式会社 URL: https://www.jgd.jp/

【写真：本社屋／無散水消雪事例：東北中央地自動車道／服部さんの原動力「ライブ」／社員旅行でのカヌー体験】